2012年05月22日

瓦礫の広域処理〜北海道では受け入れ反対の記者会見が〜

埼玉でも、岩手県からの災害廃棄物(がれき)の受入れが着々と進められています。 

●そんな中、北海道では市民グループと自治体議員などが一緒になって瓦礫受入れ反対の声をあげました。

「放射性物質を含んだ瓦礫(がれき)を受け入れない北海道ネットワーク」が4月21日に釧路市内で行なった
記者会見の様子はUstreamにアップされています。
http://www.ustream.tv/recorded/22006217
http://www.ustream.tv/recorded/22007298

なぜ釧路市内で記者会見を行なったかというと、道内で最も早く瓦礫の受入れ拒否を表明したのが
釧路市だからだそうです。

●また、当日発表された行動表明は以下の通りです。

埼玉をはじめ、瓦礫受入れに反対する際の力になればと思い、以下、全文貼り付けます。

*****************

北海道に「放射性物質を含んだ災害廃棄物等」を受け入れないことを求める行動表明

 
 東日本大震災による災害廃棄物の広域処理について、賛否両論の世論が渦向いております。政府は「絆」という言葉を前面に出し、「被災地の復興を迅速に進めるために必要だ」という姿勢で、災害廃棄物の広域処理を推し進めております。

 このような方針に対し、多くの専門家から重金属やアスベスト、更には放射性物質の拡散につながる懸念が指摘されているほか、復興財源の圧迫につながると反対の声が挙がっています。
いつかは解体することになる「焼却炉そのものが放射性廃棄物となる(または除染が必要となる)」問題。「濃縮された放射性廃棄物が含まれた焼却灰を長期間、適正に管理することが市町村にできるのか」という問題。これらにかかわる「費用負担について国はまったく情報開示を行なっていない」状況。「万が一自治体に災害廃棄物の処理を委託することになった際に、廃棄物の除去・分別作業を行なう労働者や、定期検査などで焼却炉に入る労働者に健康被害が発生した場合の補償をどこが行なうのか」などの詳細が明らかになっておらず、その不備を指摘する声が日に日に大きくなっています。

 さらに、「そもそも災害廃棄物の処理を広域で処理することがなぜ必要なのか」という点についても「科学的な見地に基づく議論が十分に尽くされた状況の中で、この課題の解決が行なわれようとしている状況でない」のは明らかであり、「絆」という心情面を前面に出し、受け入れを促すという方法そのものに疑問があります。
 
 私たちは、被災地の復興に喜んで寄与したいと思っていますが、放射性物質を含んだ災害廃棄物の広域処理を北海道で受入れることで、それが進むとは思えない状況にあります。
加えて、北海道には国立公園が多く、観光資源としても価値の認められている自然環境そのものが北海道ブランドであり、風評だけでなく実際の影響からこの価値に傷をつけることは許せるものではありません。
 
 こうした状況を踏まえて、私たちは賛同する多くの人々の「志」を代表して以下のような行動表明を行ない、政府、北海道、道内179自治体に対し、放射性物質等を含んだ災害廃棄物等の受入れに反対の立場を表明いたします。

1. 北海道と道内各自治体は、放射性物質をはじめとする有害物質の複合汚染の恐れのある災害廃棄物および放射性物質が含まれる災害廃棄物や資材などを受け入れてはなりません。少なくとも日常、地域で処理される廃棄物が含む、有害物質及び放射性物質の量を越える災害廃棄物の受け入れは容認できません。

2. 北海道の役割は安心で安全な食料供給基地として、まだ汚染されていない大地を守り続けることであると同時に、放射能の影響などで不安を抱える方々を安心して避難先・保有先として受け入れることのできる環境の維持と、役割の構築です。そのために必要な対策の積極的な推進と予算確保を行なうことが大切です。

3. 被災地支援については、災害廃棄物の受け入れという形ではなく、北海道が被災地と共に発展することのできる持続可能な方策を検討してください。

4. 国は災害廃棄物のあらゆる情報を適切に開示し、必要な議論を踏まえたうえで災害廃棄物の処理方法を決定してください。

2012年4月21日

 
posted by taniyan at 17:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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